●僕のまじめ思考●


■6月7日(月)
 「犯罪助長2」

4月16日にも書いたが、また心臓が痛くなるような事件が起こった。
佐世保の小学生女児の事件だ。
本当に胸が痛くなった。
被害者に対しても、加害女児に対しても・・・。

思えば自分の小学生の時期も本当に物の分別がなく、今思えばバカな考えを持っていたなあと思うことがある。
プロレスを見て、本気でパイルドライバーを試したこともある。
幸いにも自分は大きな事件を起こさずに過きたが、同じような危険性は十分あった。

多かれ少なかれ、誰でもそうだと思う。
そんな時期にあんな映画を、”学校内で殺しあう”映画を、人間的に未完成の不特定多数の子供が見てしまったら、確率的には事件が起こっても不思議ではない。
あんな映画をなんの目的で作ったんだろう。目的がわからない。百害あって一利なしだ。
この手の映像は中途半端な性描写よりタチが悪い。
僕の記憶が確かなら、当時、「R指定」するかどうかでモメたんじゃなかったかな。
世間に見せてもいいものと、見せてはいけないものの区別ぐらいはしっかり考えてもらいたい。
世の中には、年齢だけでは線が引けない、いろんな人間が見ているんだということを自覚してもらいたい。

加害者が謝罪の心を持つのは当然だが、あの映画の関係者も謝ってもらいたい。
っていうか、謝れ!
お前達もつぐなえ!
表現の自由かもしれんが、犯罪を増やす自由なんてないはずだ!

それが正当な表現だというのなら、そんな考えはオウム以下だ。
社会にサリンをばらまいているのと同じだ。


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