■9月26日(金)
小泉氏語録
小泉純一郎氏の首相就任以降の主な発言を拾った。(カッコ内の肩書は当時)
【2001年】
「小泉内閣は改革断行内閣だ。改革には必ず抵抗勢力が出てくる。その戦いは今日から始まった」
(4月26日、小泉内閣発足を受け)
「今の痛みに耐えて明日を良くしようという『米百俵の精神』こそ、改革を進めようとする今日のわれわれに必要ではないか」
(5月7日、所信表明演説で)
「痛みに耐えてよく頑張った。感動した」
(5月27日、大相撲夏場所で優勝した横綱貴乃花に)
「改革なくして成長なし」
(6月21日、経済財政諮問会議の方針に)
「もしも自民党が小泉の改革をつぶそうというのなら、わたしが自民党をぶっつぶす」
(7月8日、参院選遊説で)
「三方一両損ですよ。保険者側も診療側も患者側もそれぞれ痛みを分かち合おうと」
(11月29日、医療制度改革をまとめて)
【2002年】
「涙は女性の最大の武器というからね。泣かれると男は太刀打ちできないでしょ」
(1月25日、田中真紀子外相の涙に)
「家族の気持ちを思うと、言うべき言葉もない。拉致問題は重大であり、強く抗議した」
(9月17日、北朝鮮の金正日総書記との会談後)
【2003年】
「この程度の約束が守れなかったのは大したことではない」
(1月23日、衆院予算委員会で新規国債30兆円枠突破について)
「どこが非戦闘地域でどこが戦闘地域か、今わたしに聞かれたって、分かるわけない」
(7月23日、党首討論でイラクへの自衛隊派遣について)
【2004年】
「35年前の、しかも議員になる前のことで何がおかしいのか。人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろだ」
(6月2日、衆院の委員会で勤務実態のない厚生年金加入問題を追及され)
「外堀を埋めて内堀も埋めて、いよいよ本丸だけだ」
(9月10日、郵政民営化方針を閣議決定)
「中国にとって愉快でないことは承知している。慰霊の考え方が違う。『よろしくない』と言われ『はい、そうですか』と従っていいのか」
(10月18日、衆院予算委員会で靖国参拝について)
【2005年】
「恐れず、ひるまず、とらわれずの姿勢を貫いて改革を断行することは、まさに私の『本懐』とするところであります」
(1月21日、施政方針演説で)
「通常国会での郵政民営化法案の廃案は、倒閣運動と受け取るのが自然だ」
(2月9日、郵政民営化法案について)
「もう1度国民に聞いてみたい」
(8月8日、郵政民営化法案が参院本会議で否決され、衆院解散を決断)
「政界の奇跡だね。小泉を支持してくれた国民の皆さんのおかげだ。1度死んだ法案を生き返らせてくれた」
(10月14日、郵政民営化法成立を受けて)
【2006年】
「改革に終わりはない。これからも新首相とともに国民が力を合わせ、改革を続けていくことを願う」
(9月26日、内閣総辞職で談話)
「政治家は使い捨てにされることを嫌がってはいけない。首相も使い捨て。甘えてはいけない」
(11月7日、郵政造反組の自民党復党に反対する「小泉チルドレン」に)
【2007年】
「内閣支持率の上下をいちいち気にすることはない。鈍感力が大事だ」
(2月20日、安倍内閣の支持率続落に)
【2008年】
「応援しない人を敵と思ってはならない。いずれ味方になるかもしれない」
(9月16日、自民党総裁選に出馬した小池百合子氏に)
「自分の役割は済んだ。引き際を大事にしたい」
(9月25日、地元関係者に政界引退を表明)