心理テスト
「ウミガメのスープ」
【問題】
ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、ウェイターを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。
何故でしょう?
【答え】
ある日、男は友人と恋人と共に船で海へ出かけた。
そこで船が悪天候により転覆し、救命ボートで難を逃れられたものの
無人島に漂着してしまう。
手持ちの食糧が底をつき、体力の無いものから死んでいく。
男の彼女も、男の食糧を分け与えたにも関わらず、死んでしまう。
もはや全滅も時間の問題である。
そこで、男の友人がこう切り出した。「死体を食べよう。それしかない」
しかし、男は断固拒否した。恋人の死体など食えるはずがない。
困り果てた友人たちは、男をだまそうと手を組んだ。
友人たちは男に内緒で、埋めてあった彼女の死体を掘り起こし
そしてスープに調理した。
男に「ウミガメが捕れたんだ!さぁ、このウミガメのスープを飲んで!」
とそのスープを飲ませ、この一行は救助の来る日まで持ちこたえたのだった。
数年後、ふと男はレストランであのとき食べたウミガメのスープを食べたくなった。
命を救われた。しかもとってもおいしかったあのスープ。
しかし、男が口にしたスープの味は数年前のそれとはまるで違っていた。
そこで男はウェイターを呼び、ホンモノかどうか聞いたのです。
その答えはYES。
そして男は全てを悟った。
男は恋人の死肉を食って生き延びたのだ。
男は自分を、あるいは友人をのろいながら、自らの生に幕をおろした・・・。