2014.12.3 ON AIR
NHK Eテレ
「スーパープレゼンテーション」
Neil Pasricha
ニール・パスリチャ
The 3 A's of awesome
「サイコーな人生を送るための 3つの秘けつ」
では「Awesome (最高)」な物語を この話は約40年前 僕の父と母がカナダに来た時に始まります
母はケニアのナイロビを去り 父はインドのアムリトサル郊外の小さな村を去り 60年代後半にカナダにやって来ました
そして トロントから東に約1時間の貧相な郊外住宅地に腰をすえ 新たな人生を始めました
生まれて初めて歯医者に行き 初めてハンバーガーを食べ 初めて子供をもうけました
姉と僕は ここで育ち 平穏で幸せな子供時代を送りました
仲のいい家族 良い友達 静かな近所に恵まれ 両親が子供の頃には 当たり前でなかった多くのことを 当たり前と思って育ってきました
家の中では 電気がいつも使えるとか 通りの向かいに学校があるとか 道の先に病院があって 裏庭では アイスキャンディーが食べられることです 僕らは成長し大人になりました
高校に行って 卒業し 一人暮らしを始め 就職し 彼女を見つけて落ち着きました 下手なシットコムかキャット・スティーヴンスの歌のようだとは分かってます (笑い)
でも順風満帆の人生でした
人生バラ色だったのです 2006年は素晴らしい年でした
オンタリオのワイン生産地域で 7月の真っ青な空の下 150人の家族と友達に囲まれて結婚式を挙げました
2007年も素晴らしい年でした
学校を卒業し 2人の親友と車で旅行しました
これは僕と僕の友達のクリスの写真です
太平洋海岸で撮りました
車の窓からアザラシが見えたので 車を停めて素早く写真を撮ったのですが 僕らの頭がデカ過ぎました (笑い)
そういうわけで実際に写ってないですが アザラシはすごかったです
本当です (笑い)
2008年と2009年は少し厳しい年でした
僕だけでなく沢山の人達にとっても 大変な年だったと思います
まずニュースで気が滅入りました 今でも暗いニュースがあり 以前もそうでしたが 新聞を広げたりテレビをつけると 氷帽が溶けていることや 世界あちこちで戦争していることや 地震やハリケーン そして経済が傾いて破壊寸前なニュースで
実際に経済は結局破壊し 多くの人が家を失ったり 職を失ったり 老後の貯蓄や 生活の糧を失いました
2008年と2009年は僕にとって別の理由でも辛い年でした
当時プライベートな問題を多く抱えていました
夫婦の仲がうまくいっておらず どんどん関係が冷めてきていました
ある日妻が仕事から帰ってきて 涙を流しながら思い切って 正直な気持ちを打ち明けてくれました
「貴方のことをもう愛してないの」と 人生でこんな悲しいことを聞くのはほとんどなく 実際それまでの人生で一番心に刺さる言葉でした
でも1ヶ月もしないうちに もっと悲痛なことを知らされました
さっき写真で見せた僕の友達のクリスは 精神的な病気にかなりの間苦しんでいました
皆さんの中でも 身近に精神病の人がいた人は どれほど大変か分かると思います
僕は日曜日の夜10時半に クリスと電話で話しました その晩に観たテレビ番組の話でした
そして月曜日の朝 クリスがいなくなったと知りました
やり切れないことに クリスは自殺したのです
このように本当に辛い時期でした
そして僕の周りに暗雲が垂れ込む中 明るいことを考えるのが この上なくとても難しく思えました
どうにかして前向きに物事を考える方法を 見つけなくては駄目だと自分に言い聞かせました
そこである晩仕事から帰ってきて コンピューターを立ち上げて 小さなウェブサイトを作りました
1000awesomethings.comというサイトです
普段話したりはしないけれど 誰もがうれしく思う シンプルで普遍的な 小さなことに目を向けようとしたのです
頼まなくても無料でおかわりを出してくれる ウエイターやウエイトレスとか
結婚式のビュッフェ式ディナーで 一番に呼ばれるテーブルだったとか
乾燥機から暖かい下着を出して着けるとか
スーパーで新しいレジが開いて もともと列の最後尾にいたのに さっと入って一番乗りになれたとか (笑い)
そしてだんだん時と共に 気持ちが晴れていきました
毎日5万のブログが 立ち上げられています
つまり僕のブログは5万の中の1つでしかなかったのです
読んでくれているのは僕の母だけでした
と言ってもアクセス量は 母が父に転送した時点で ぐんと上がって倍になったのですが (笑い)
それから10あまりのヒットがあり 僕は大喜びでした
そしてそれが何十になり 何百になり 何千になり 何百万になり有頂天になりました
どんどん大きくなっていったのです
そしてある日電話があり 電話の向こうの人が 「世界最優秀ブログ賞に選ばれました」と言ったのです
これは何かの詐欺だと思いました (笑い)
(拍手)
アフリカのどの国に送金しろって? (笑い)
でも結果的には 飛行機に乗って サラ・シルバーマンやジミー・ファロン マーサ・スチュワートとレッドカーペットを歩くことになりました
そしてステージでべストブログ部門でウェビー賞を受け取りました
その驚きと感動が 薄れたのは トロントに戻って メールを見た時でした
ブログを本にしたいと言う申し出が 10人の出著作権エージェントからあったのです
そして翌年になり 「The Book of Awesome」はこれで連続20週間 No.1ベストセラーとなっています (拍手)
でも今日は3つのことをしたいと思って来ました
「Awsome」な話をして 「Awsome」の3つの要素を共有して 最後に思考の糧を提示したいと思います
では3つの要素について話しましょう
ここ数年の間 僕にはゆっくり 物事を考える時間がありませんでした
でも最近落ち着いて 「ここ数年の間で ウェブサイトや僕自身を 成長させてくれたものはなんだろう?」 と考える機会がありました
そして個人的にこれを 3つの要素としてまとめました
「物事に対する姿勢 」「気付く心」 そして「自分に忠実であること」です
1つずつ簡単に話したいと思います
まず「物事に対する姿勢」
人は誰も困難の壁に直面したり 逆境に遭遇したりするものです
誰も未来を予測できませんが 1つ分かっているのは 計画通りに物事は進まないことです
絶好調の時もあれば 卒業証書を受け取る笑顔や 結婚式での父娘のダンスや 分娩室で元気に泣く赤ちゃんなどの 記念すべき日や晴れ姿もあります
でもそんな幸せなことの合間に いくつか壁や障害があるかもしれません
話すにはつらく悲しいことですが 夫が去るかもしれないし 彼女が浮気するかもしれない
頭痛はただの頭痛ではないかもしれないし 愛犬が通りで車にはねられるかもしれない
考えたくないけれど 子供が不良にそそのかされたり 事件に巻き込まれることもあり得る
お母さんがガンになる可能性もあるし お父さんが陰険になる可能性もある
そして人生ときには 深みにはまることもあり 心に穴が開いて断腸の思いをすることも
でも悪いニュースに突然見舞われたり 痛みがいっぱいに広がったとき 常に2つの選択支があるのだと 皆さんが思えることを願います
1つは振り回されたまま どうしようもないと悲観することで
もう1つは嘆いた後 冷静に戻った目を 未来に向けることです
前向きな姿勢とは後者を選ぶことです
どんなに困難でも どんなに苦しくても 気持ちを切り替え前進し 未来へと 少しずつ足を踏み出す選択をすることです
2つ目の要素は「気付く心」です
僕は3歳児と遊ぶのが大好きです
子供から見た世界は素晴らしいです
彼らにとっては初めて見る世界だからです
歩道を横切る虫をじっと飽きずに見つめる様子
グローブを手に 目を丸くした子供が 口を開けて初めての野球試合を凝視し 球を打つバットの音やピーナッツの歯ごたえ ホットドックの匂いなどを存分楽しむ様子は 本当に微笑ましく 裏庭で何時間もかけてたんぽぽを摘んで 素敵な感謝祭の食卓の飾りを 作る様子にも魅せられます
世界の受け止め方がとてもいい
これは子供は世界を初めて 見ているからです
感受性を持つのは 3歳児の自分を受け入れることです
誰もが一度は3歳児であったわけです
その3歳の男の子や女の子の心は まだ皆さんの中にあります
探せばあるはずです 物事に気付くには 自分にも見るものすべてが 目新しかったことがあったのだと ただ思い出せばいいのです
仕事から帰宅する道のりで初めて 青信号ばかりだった日があったはずです
初めてパン屋さんの横を通って その焼きたてパンの匂いを嗅いだ日や 古い上着のポケットから20ドル札が出てきて 「お金見つけた」と言った瞬間があったはずです
最後の要素は「自分に忠実であること」です
これについては短い話をさせてください
1932年まで一気に遡ります
ジョージア州のあるピーナッツ農場に ルーズベルト・グリアという名前の男の子が生まれました
彼はロージー・グリアとも呼ばれていて 成長してからは 300ポンドで6フィート5の NFLラインバッカーになりました
写真の背番号76がグリアです
このメンバーは「恐怖の4人組」と呼ばれた 1960年代のL.A. ラムズの選手達で 対戦したくないと恐れられていました
屈強のフットボール選手である彼らは好きで フィールドで頭をぶつけ合ったり 肩関節の捻挫をしていたわけです
でもロージー・グリアには もう1つの趣味がありました
偽りのない心の奥底で 彼は刺繍も好きだったのです
編み物も好きでした
心が落ち着いてリラックスできる
飛行機が怖いのも忘れられて 女の子とも知り合える
彼はそう言っていました
好きが高じてNFLから引退したあとに 刺繍クラブに行くようになったほどです
それだけでなく本まで出版しました
「ロージー・グリアの男性向け刺繍」 (笑い) (拍手)
この表紙がすごいんです
よく見ると自分の顔の刺繍をしてるんです (笑い)
この話で僕がいいなと思うのは ロージー・グリアが 本当に偽りのない人だということです
自分に忠実であるというのはこのことです
堂々とあるがままの自分でいることです
自分に忠実になると 心に従うこととなり 自分が好きで楽しめる 場所や状況や会話などを 見つけることになるのだと思います
会話するのが楽しい相手を見つけ 行きたいと思っていた場所に行くのです
そして自分の気持ちに従うことで 充実感を味わうことになるのです これらが3つの要素です
最後に一番最初の 僕の両親がカナダに来た話に戻ります
20代の中ごろに未知の国に来るのが どんなことなのかは僕には分かりません
自分で経験したことがないからです
でも意欲的な姿勢が必要だっただろうと思います
自分の周りのことに敏感に反応し 新しい世界で目にし始める 小さな発見を楽しまなくてはならなかったでしょう
そして直面する物事を乗り越える為 本当に偽りのない ありのままの自分でいる必要があったと思います
ここで僕のTEDトークを 10秒ほど中断させてください
人生こんなことができる機会は滅多にない上 僕の両親は前列に座っているので よければ立ってもらいたいと思います
2人にありがとうを言いたかったんです
(拍手)
僕が子供の頃 父はカナダに来たばかりの頃の 話をするのが好きでした
面白い話で 何が起こったかと言うと トロント空港に到着した父を 非営利団体が迎えてくれたのです
たぶんこの会場の誰かの団体だと思いますが (笑い)
この団体はカナダに来た新しい移民者のため 盛大な歓迎ランチを準備していました
そして父によると 飛行機を降りてこのランチに行くと ものすごい量の料理が並んでいて パンがあり 小さなディルピクルスがあり オリーブやパールオニオンがありました サンドイッチ用のターキーや ハムやローストビーフがきれいに巻かれて 小さなチーズのキューブと並んでいました
ツナサラダのサンドイッチ 卵サラダのサンドイッチ サーモンサラダのサンドイッチもありました
ラザニアがあり いくつかの蒸し焼きがあり ブラウニーやバタータルトもあり たくさんの種類のパイがありました
そして父がこの話をするとき言うのは
「なんせパン以外は見たことないものばかりで」 (笑い)
「どれが肉入りでどれが肉無しか分からず オリーブにパイという組み合わせで食べたんだよ」 (笑い)
「ここではこんな沢山の物があるのかと信じられなかったよ」 (笑い)
僕が5歳の頃 父はよく 食料品の買出しに僕を連れて行きました
そして驚きの目で 果物や野菜についているシールを眺め
「ほら メキシコから来たマンゴがあるなんて信じられるか?」
「南アフリカ産のリンゴがあるぞ」
「モロッコのナツメヤシがあるなんてスゴイな」
などと言い
「そもそもモロッコがどこか知ってるか?」と言うので
「僕5歳で自分がどこにいるかも分かんない このスーパーはA&P?」と言うと
「お父さんも知らないけど調べてみよう」と言うのでした
そしてナツメヤシを買って家に帰り 実際に本棚から地図帳を出して この謎の国を見つけるまでページをめくるのでした
見つけると父は
「誰かがここで木に登って収穫したものが トラックに積まれて 港までわざわざ運ばれ そのあと はるばる大西洋を船で運ばれて それから別のトラックに積まれ うちの家のすぐ近くの小さなスーパーまで 遠路やってきたなんて信じられるか? それを25セントで売るためにだぞ」と言い
僕が「信じられないよ」と言うと 「お父さんも信じられんな 驚きだな ありがたいことで一杯だ」と言うのでした
よく考えてみると 父は全く正しいのです
幸せに思えることはいくらでもあります
私たちが知る限り 人間は 宇宙で生命体を育める唯一の星の このような沢山の事を 感じることが出来る唯一の生き物です
建築物や農業があるのは人間だけです
宝飾品や民主主義があるのも私たちだけです
私たちには飛行機や高速道路や インテリアデザインや星占いがあり ファッション雑誌やホームパーティをする場所があります
怪物の出てくるホラー映画を観たり コンサートに行ってギターの即興演奏を聴くこともできます
本もあってビュッフェや電波や 花嫁さんやローラーコースターもある
清潔なシーツの間で寝られて 映画に行っていい席を取ることもできる
パン屋さんの匂いを嗅いだり 雨に濡れた髪のままでいたり 気泡シートをプチプチ潰したり禁じられた昼寝をすることもできる
そういう色々なことがあるのに 私たちには100年しか楽しむ時間がない
これが悲しい点です
あなたの行きつけのスーパーのレジ係
あなたの工場の主任
高速道路であなたの後ろにぴったりつけてくる奴
夕食時に電話してくるセールスマン
今までお世話になった先生
夜明けを一緒に迎えた相手
各国の政治家全員
映画に出演した俳優のすべて
家族一人残らず
あなたが愛する人全員
あなたを含めたこの会場の皆さん
100年後には皆死んでいるのです
人生は素晴らしすぎて このような人生を甘美なものとする 一つ一つのささやかな瞬間を体験して 楽しむ時間がほんの少ししかありません
その瞬間は今現在で どんどん失われています
その瞬間はいつも常にあっという間に過ぎ去るのです
今現在よりも若くなることは決してありません
だから人生を大いに前向きな 姿勢で生きて ダメージを受けても気持ちを切り替え 前に進む選択をしてください
自分の周りの世界に意識を向け 3歳児の心を大切にしながら 人生を素晴らしくする小さな喜びを見つけてください
そして自分に忠実でいることに 恐れないで心のままに 自分が満たされる経験をしてください
そうすれば皆さんは豊かで 充実感のある人生を送れると思います
本当に「Awsome」な人生を送れるはずです
ありがとう
So the Awesome story. It begins about 40 years ago, when my mom and my dad
came to Canada. My mom left Nairobi, Kenya. My dad left a small village outside
of Amritsar, India. And they got here in the late 1960s. They settled in a shady
suburb about an hour east of Toronto, and they settled into a new life. They saw
their first dentist, they ate their first hamburger, and they had their first
kids.
My sister and I grew up here, and we had quiet, happy childhoods. We had close
family, good friends, and a quiet street. We grew up taking for granted a lot of
the things that my parents couldn't take for granted when they grew up – things
like power always on in our houses, things like schools across the street and
hospitals down the road and popsicles in the backyard.
We grew up, and we grew older. I went to high school, I graduated, I moved out
of the house, I got a job, I found a girl, I settled down – and I realize it
sounds like a bad sitcom or a Cat Stevens song. But life was pretty good. Life
was pretty good.
2006 was a great year. Under clear blue skies in July in the wine region of
Ontario, I got married, surrounded by 150 family and friends.
2007 was a great year. I graduated from school, and I went on a road trip with
two of my closest friends. Here's a picture of me and my friend Chris on the
coast of the Pacific Ocean. We actually saw seals out of our car window, and we
pulled over to take a quick picture of them and then blocked them with our giant
heads. So you can't actually see them, but it was breathtaking, believe me.
2008 and 2009 were a little tougher. I know that they were tougher for a lot of
people, not just me. First of all, the news was so heavy. It's still heavy now,
and it was heavy before that, but when you flipped open a newspaper, when you
turned on the TV, it was about ice caps melting, wars going on around the world,
earthquakes, hurricanes, and an economy that was wobbling on the brink of
collapse, and then eventually did collapse, and so many of us losing our homes,
or our jobs, or our retirements, or our livelihoods.
2008 and 2009 were heavy years for me for another reason, too. I was going
through a lot of personal problems at the time. My marriage wasn't going well,
and we just were growing further and further apart. One day, my wife came home
from work and summoned the courage, through a lot of tears, to have a very
honest conversation. And she said, “I don't love you anymore,” and it was one of
the most painful things I'd ever heard and certainly the most heartbreaking
thing I'd ever heard, until only a month later, when I heard something even more
heartbreaking. My friend Chris, who I just showed you a picture of, had been
battling mental illness for some time. And for those of you whose lives have
been touched by mental illness, you know how challenging it can be. I spoke to
him on the phone at 10:30 p.m. on a Sunday night. We talked about the TV show we
watched that evening. And Monday morning, I found out that he disappeared. Very
sadly, he took his own life.
And it was a really heavy time. And as these dark clouds were circling me and I
was finding it really, really difficult to think of anything good, I said to
myself that I really needed a way to focus on the positive somehow. So I came
home from work one night, and I logged onto the computer, and I started up a
tiny website called 1000awesomethings.com. I was trying to remind myself of the
simple, universal, little pleasures that we all love but we just don't talk
about enough – things like waiters and waitresses who bring you free refills
without asking, being the first table to get called up to the dinner buffet at a
wedding, wearing warm underwear from just out of the dryer, or when cashiers
open up a new checkout lane at the grocery store and you get to be first in
line, even if you were last at the other line, swoop right in there. And slowly
over time, I started putting myself in a better mood.
I mean, 50,000 blogs are started a day, and so my blog was just one of those
50,000. And nobody read it except for my mom – although I should say that my
traffic did skyrocket and go up by 100 percent when she forwarded it to my dad.
And then I got excited when it started getting tens of hits, and then I started
getting excited when it started getting dozens and then hundreds and then
thousands and then millions. Started getting bigger and bigger and bigger.
And then I got a phone call, and the voice at the other end of the line said,
“You've just won the Best Blog in the World award.” I was like, “That sounds
totally fake. Which African country do you want me to wire all my money to?” But
it turns out, I jumped on a plane, and I ended up walking a red carpet between
Sarah Silverman and Jimmy Fallon and Martha Stewart, and I went onstage to
accept a Webby Award for Best Blog. And the surprise and the... just the
amazement of that was only overshadowed by my return to Toronto, when, in my
inbox, 10 literary agents were waiting for me to talk about putting this into a
book. Flash forward to the next year, and The Book of Awesome has now been
number one on the best-seller list for 20 straight weeks.
But look, I said I wanted to do three things with you today. I said I wanted to
tell you the Awesome story, I wanted to share with you the three A's of Awesome,
and I wanted to leave you with a closing thought. So let's talk about those
three A's. Over the last few years, I haven't had that much time to really
think. But lately, I have had the opportunity to take a step back and ask
myself, what is it over the last few years that sort of helped me grow my
website but also grow myself? And I've summarized those things, for me
personally, as three A's. They are attitude, awareness, and authenticity. I'd
love to just talk about each one briefly.
So, attitude. Look, we're all going to get lumps, and we're all going to get
bumps. None of us can predict the future, but we do know one thing about it and
that's that it ain't gonna go according to plan. We will all have high highs and
big days and proud moments of smiles on graduation stages, father-daughter
dances at weddings, and healthy babies screeching in the delivery room, but
between those high highs, we may also have some lumps and some bumps too. It's
sad, and it's not pleasant to talk about, but your husband might leave you, your
girlfriend could cheat, your headaches might be more serious than you thought,
or your dog could get hit by a car on the street. It's not a happy thought, but
your kids could get mixed up in gangs or bad scenes. Your mom could get cancer.
Your dad could get mean. And there are times in life when you will be tossed in
the well too, with twists in your stomach and with holes in your heart. And when
that bad news washes over you and when that pain sponges and soaks in, I just
really hope you feel like you've always got two choices. One, you can swirl and
twirl and gloom and doom forever, or two, you can grieve and then face the
future with newly sober eyes. Having a great attitude is about choosing option
number two, and choosing... no matter how difficult it is, no matter what pain
hits you, choosing to move forward and move on and take baby steps into the
future.
The second A is awareness. I love hanging out with three-year-olds. I love the
way that they see the world, because they're seeing the world for the first
time. I love the way that they can stare at a bug crossing the sidewalk. I love
the way that they'll stare slack-jawed at their first baseball game with wide
eyes and a mitt on their hand, soaking in the crack of the bat and the crunch of
the peanuts and the smell of the hot dogs. I love the way that they'll spend
hours picking dandelions in the backyard and putting them into a nice
centerpiece for Thanksgiving dinner. I love the way that they see the world,
because they're seeing the world for the first time. Having a sense of awareness
is just about embracing your inner three-year-old. Because you all used to be
three years old. That three-year-old boy is still part of you. That
three-year-old girl is still part of you. They're in there. And being aware is
just about remembering that you saw everything you've seen for the first time
once, too. So there was a time when it was your first time ever hitting a string
of green lights on the way home from work. There was the first time you walked
by the open door of a bakery and smelt the bakery air, or the first time you
pulled a 20-dollar bill out of your old jacket pocket and said, “Found money.”
The last A is authenticity. And for this one, I want to tell you a quick story.
Let's go all the way back to 1932, when, on a peanut farm in Georgia, a little
baby boy named Roosevelt Grier was born. Roosevelt Grier, or Rosey Grier, as
people used to call him, grew up and grew into a 300-pound, six-foot-five
linebacker in the NFL. He's number 76 in the picture. Here he is pictured with
the “Fearsome Foursome.” These were four guys on the LA Rams in the 1960s you
did not want to go up against. They were tough football players doing what they
love, which was crushing skulls and separating shoulders on the football field.
But Rosey Grier also had another passion. In his deeply authentic self, he also
loved needlepoint. He loved knitting. He said that it calmed him down, it
relaxed him, it took away his fear of flying and helped him meet chicks – that's
what he said. I mean, he loved it so much that, after he retired from the NFL,
he started joining clubs, and he even put out a book called Rosey Grier's
Needlepoint for Men. It's a great cover. He's actually... if you notice, he's
actually needlepointing his own face. And so what I love about this story is
that Rosey Grier is just such an authentic person, and that's what authenticity
is all about. It's just about being you and being cool with that. And I think
when you're authentic, you end up following your heart, and you put yourself in
places and situations and in conversations that you love and that you enjoy. You
meet people that you like talking to. You go places you’ve dreamt about. And you
end up following your heart and feeling very fulfilled.
So those are the three A's. For the closing thought, I want to take you all the
way back to my parents coming to Canada. Now, I don't know what it would feel
like coming to a new country when you're in your mid-20s. I don't know, because
I never did it, but I would imagine that it would take a great attitude. I would
imagine that you'd have to be pretty aware of your surroundings and appreciating
the small wonders that you're starting to see in your new world. And I think
you'd have to be really authentic, you'd have to be really true to yourself in
order to get through what you're being exposed to.
I'd like to pause my TEDTalk for about 10 seconds right now. Because you don't
get many opportunities in life to do something like this, and my parents are
sitting in the front row, so I wanted to ask them to, if you don't mind, stand
up, and just I want to say thank you to you guys.
When I was growing up, my dad used to love telling the story of his first day in
Canada. And it's a great story, because what happened was he got off the plane
at the Toronto Airport and he was welcomed by a nonprofit group, which I'm sure
someone in this room runs. And this nonprofit group had a big welcoming lunch
for all the new immigrants to Canada. And my dad says he got off the plane and
he went to this lunch and there was this huge spread. There was bread. There was
those little, mini dill pickles. There was olives, those little white onions.
There was rolled-up turkey cold cuts, rolled-up ham cold cuts, rolled-up roast
beef cold cuts, and little cubes of cheese. There was tuna salad sandwiches and
egg salad sandwiches and salmon salad sandwiches. There was lasagna. There was
casseroles. There was brownies. There was butter tarts. And there was pies, lots
and lots of pies. And when my dad tells the story, he says, “The craziest thing
was, I'd never seen any of that before, except bread. I didn't know what was
meat, what was vegetarian. I was eating olives with pie. I just couldn't believe
how many things you can get here.”
When I was five years old, my dad used to take me grocery shopping, and he would
stare in wonder at the little stickers that are on the fruits and vegetables. He
would say, “Look, can you believe they have a mango here from Mexico? They've
got an apple here from South Africa. Can you believe they've got a date from
Morocco?” He's like, “Do you know where Morocco even is?”
And I'd say, “I'm five. I don't even know where I am. Is this A&P?”
And he'd say, “I don't know where Morocco is either, but let's find out.”
And so we'd buy the date, and we'd go home, and we'd actually take an atlas off
the shelf, and we'd flip through until we found this mysterious country. And
when we did, my dad would say, “Can you believe someone climbed a tree over
there, picked this thing off it, put it in a truck, drove it all the way to the
docks, and then sailed it all the way across the Atlantic Ocean, and then put it
in another truck, and drove that all the way to a tiny grocery store just
outside our house so that they could sell it to us for 25 cents?”
And I'd say, “I don't believe that.”
He's like, “I don't believe it either. Things are amazing. There's just so many
things to be happy about.”
And when I stop to think about it, he's absolutely right. There are so many
things to be happy about. We are the only species on the only life-giving rock
in the entire universe that we've ever seen, capable of experiencing so many of
these things. I mean, we're the only ones with architecture and agriculture.
We're the only ones with jewelry and democracy. We've got airplanes, highway
lanes, interior design, and horoscope signs. We've got fashion magazines, house
party scenes. You can watch a horror movie with monsters. You can go to a
concert and hear guitars jamming. We've got books, buffets and radio waves,
wedding brides and roller-coaster rides. You can sleep in clean sheets. You can
go to the movies and get good seats. You can smell bakery air, walk around with
rain hair, pop bubble wrap, or take an illegal nap. We've got all that.
But we've only got 100 years to enjoy it. That's the sad part. The cashiers at
your grocery store, the foreman at your plant, the guy tailgating you home on
the highway, the telemarketer calling you during dinner, every teacher you've
ever had, everyone that's ever woken up beside you, every politician in every
country, every actor in every movie, every single person in your family,
everyone you love, everyone in this room, and you will be dead in 100 years.
Life is so great that we only get such a short time to experience and enjoy all
those tiny, little moments that make it so sweet. And that moment is right now,
and those moments are counting down, and those moments are always, always,
always fleeting. You will never be as young as you are right now. And that's why
I believe that if you live your life with a great attitude, choosing to move
forward and move on whenever life deals you a blow, living with a sense of
awareness of the world around you, embracing your inner three-year-old and
seeing the tiny joys that make life so sweet and being authentic to yourself,
being you and being cool with that, letting your heart lead you and putting
yourself in experiences that satisfy you, then I think you'll live a life that
is rich and is satisfying, and I think you'll live a life that is truly awesome.
Thank you.