2015年06月16日

武田邦彦先生のブログ

 

 

最期の一撃 第十九話 世界と日本を救った英霊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「母上様、幸光の戦死の報を受けても決して泣いてはなりません。靖国で待っています。きっと来てくれるでせうね。敵がすぐ前に来ました。私がやらなければお父様お母様が死んでしまふ。否、日本国が大変なことになる。幸光は誰にも負けずきっとやります。母上様の写真は幸光の背中に背負ってゐます。」
海軍少佐 富澤幸光は昭和20年1月6日、神風特別攻撃隊第19金剛隊でフィリッピンに出撃、戦死した。
彼は北海道江差町の出身で23歳だった。
彼が書いた文を涙なくして読むことができる日本人はいるだろうか?
昭和天皇、永野軍令部総長、山下シンガポール方面軍司令官、今村インドネシア方面軍司令官、冨澤幸光少佐・・・
いずれの方もその責に応じて日本のために決断し、働き、そして死んだ。
 アメリカという強国が事実と異なることを主張して、どうしても戦争を仕掛けようとしたら、それを小さい国が回避するのは難しい。
最近のイラク戦争がそうだが、フセイン政権は大量破壊兵器を持っていたわけでもなく、それを口実にイラクを攻めたアメリカも最初からウソであることを知っていた。
アメリカという国はそういう国で、誠意も信義もない。
 国土が広くて自分たちだけでは手が足りないとアフリカから黒人を拉致して奴隷にする、インディアンが住んでいる土地が欲しくなれば騙してインディアンを荒野に移動させる、ハワイが欲しくなると王族を殺して力ずくでとる。
そんな国だから、日本はアメリカの言うとおりに大陸からすべての軍隊と人を引いても、アメリカは日本を実質的な植民地にするまでは圧迫しにくるのは目に見えていた。
永野軍令部総長が言ったように、「戦争しなくても亡国、戦争して負けても亡国、勝つ見込みがなくてもせめて戦えば、子孫は誇りを持つことができる」ということで、勝たないまでも妥協するところまで持って行くことも可能だった。
そしてアジア、アフリカ諸国が独立するという大きな功績を残した。
どこから見ても立派な戦争であり、そこで国に殉じた人は軍人、軍属、民間人を問わず、その霊をまつり、尊敬しなければならない。
もっとも大切にしなければならないのは、東条首相、山下大将など国のために功績のあった人が、東京リンチ(別名東京裁判だが内容はリンチ)でリンチにあった人だ。
日本人の一部が、戦争犯罪人と呼んでいるが、まったく逆で戦争功績者である。
アメリカの力が落ちたら、歴史が正しく認識され、日本人ばかりではなく、世界の有色人種は彼らを英雄とするだろう。
すべての殉職者は靖国に祀られることが第一だ。
日本の神道は宗教ではないから信教の自由(もともと日本は信教の自由などは必要なかった。
日本人は他人心の自由は犯さなかった)にも反しないし、お正月の初詣はもともと日本の習慣でもある。
中国(支那)と朝鮮は白人と戦ったことがないので、それが恥ずかしく、アジアののけ者になるのを恐れて白人と雄々しく戦った日本を非難しているが、そんなのは別に気にしない。
長い期間を掛けて、彼らに人類が平等であること、国に貧富の差や身分の差があってはいけないこと、人間は誠意と礼儀が大切なことなど、人間の道を教える必要があるだけだ。
それは日本人が祖先を尊敬し、誇りに思い、靖国神社に参拝することにほかならない。
中国と韓国が反対すればするほど彼らに歴史的事実を教え、反省させる絶好の方法である。
(平成27年6月13日)