(平成27年8月22日)

武田邦彦先生のブログからの抜粋

 

温かい人生 その1 人生はそんなに辛いことはありません

 

 

 

 

 

 

人生は辛いことが多いと言われますが、実は人生はそんなに辛くないものです。

でも、「辛くないのに辛い」と思う人があまりに多い。

なぜでしょうか?

(中略)

イエスは「野バラは楽しく野に咲き、ヒバリは大空でさえずっている。あなたは何を悩んでいるのだ」という意味のことを言われています。

私たちは神様(自然)から命を授かり、それがたまたま人間であったということで人生を送っています。

自分が生まれる時に、人間として生まれるか、イヌとかブタにとしてかは自分が決められることではありません。

神様か自然が決めてくれたことです。もしブタに生まれていたら一年も経たないうちに殺されて肉になっているでしょう。

人間で早く殺されてなにかの生物の餌になるのに耐えられる人はいるでしょうか?

そう考えると私は人間よりブタの方が偉いのではないかと思うことすらあります。

そして、さらに偶然に多くの人は戦争の終わったあとの日本に生まれ、平和な社会、経済発展する時代に生きてきました。

平均寿命は43歳から80歳を超えるまでになり、所得も世界でトップクラスです。

まさに、安全でお金持ち、健康で寿命は長いという国に偶然に生を得たのですから不満はないはずなのに、なぜか幸福感がない人が多いのです。

なぜでしょうか?