田中みな実、ミタパンらTVを席巻する青学出身女子アナ

3/12(火) 16:00配信

 

 

放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。

今回は青山学院出身の女子アナについて。

田中みな実、新井恵理那、小林麻耶さん…と、青学出身の女子アナは男性から見てかわいいタイプが多い。

彼女たちは、男性のあしらい方にも長けている……との指摘をしたのは、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)の「男子校・女子校・共学」くくりの回に“女子校出身代表”として出演した高橋真麻だ。

私もその青学出身者(しかも初等部から16年も御世話になっていた)ということで、共学での男女関係しか知らないのだが、女子校や男子校の“あるあるネタ”として、「異性を異常なまでに意識してしまい、うまくコミュニケーションがとれない」というのがあるそうだ。

では共学の女子はどうかといえば、常にクラスの半数は男子だから、男性と接することに高いハードルはない。

そりゃあ、小学校、中学校時代には、好きな女子をからかうような男子もいたけれど、振り返れば、常に男子からは大切にされてきたような…。

さらに彼氏は、ほぼ校内と決まっていて、私の学年は11組も同学年夫婦がいる(高校までの話だ。大学も含めたら、もっともっといると思われる)。

話を青学出身の女子アナに戻そう。

まず、小林麻耶(文学部英米文学科卒)さんは、言わずと知れたTBSのトップアナウンサーだった。

バラエティー、料理、スポーツ特番から番宣番組まで、こんなに忙しく掛け持ちしていた女子アナというのは、後にも先にも麻耶さんだけだったと思う。

同期は先日、高校の先輩との結婚を発表したばかりの高畑百合子アナ。

麻耶さんのアイドル的な人気がものすごかったものの同期仲は決して悪くなく、麻耶さんは一度、(こんなに仕事ばかりしていたら)「死んじゃうかもしれない」と高畑アナにだけ吐露したことがあると聞く。

新井恵理那(総合文化政策学部総合文化政策学科卒)は、セント・フォース所属のアナウンサーとして、もっとも忙しい。

いや、“女性タレント”というくくりでも、近年は「二ホンモニター」の調査で常に上位にランクイン。

平日の『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)、週末の『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)、『所さんお届けモノです!』(毎日放送・TBS系)などなどレギュラーを多数もっており、見ない日はないほどである。

◇田中みな実はドラマ、バラエティー、CMと幅広く活躍

そして田中みな実(文学部英米文学科卒)である。数年前までは「女に嫌われる女」「ぶりっこ」の代表格だったが、“闇キャラ”が世に広まったり、『MAQUIA』や『an・an』などで美ボディを惜しみなく披露するようになってから女性人気が急上昇。

その発言の多くはネットニュースに上がるし、2016年10月からは『ひるキュン!』(TOKYO MX)なる帯番組のMCを務めている。

キワモノ(失礼)を起用してスターに育てるのが得意なMXだとは言え(!)、主婦も見ている昼ワイド。

この時点で田中みな実には光が差していたといと言っていい。

最近目につくのはテレビCMだ。保健室の先生役として「あいつ、ない」と清野菜名に助言する『オープンハウス』や、IKKO、川口春奈と共演している『スマートニュース』は頻繁に見かける。

さらには、ドラマ『絶対正義』(東海テレビ・フジテレビ系)に女優として出演中。

その番宣のため、バラエティー番組への出演も多いが、山口紗弥加や片瀬那奈と並んで、ちゃんと“女優”として振る舞っている。

いい意味で、“遠慮”がないのである。これは、局アナ出身者にはなかなかできないこと。

こういう天真爛漫なところもまた、青学出身者らしい一面かもしれない。

有名だった人気芸人との恋に破れた頃は、彼女のほうが傷ついていたと聞くし、その後も芸人が好みなのか、それともなかなか彼氏ができない焦りだったのか、共演する男性芸人と“近すぎる”現場を何度か目にしたものだ。

が、いまはそんなこともなく、“ぶりっこ”よりは、女性の代表として言いたいことをハッキリ言う人という位置づけだ。

そんな田中みな実は、『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)「本音でハシゴ酒」の“飲み仲間”として、夏菜、峯岸みなみ、小島瑠璃子、菊地亜美らと共にヘビーローテーション。年齢を重ねている分、分析力に長けていたり、ダウンタウンや坂上忍、そして男性ゲストにズバッと言ったりすることに関しては、ナンバーワンと言ってもいい。

◇ミタパン、クジパン、テレ朝小川アナも

新井恵理那や田中みな実だけではない。この春は、現役の局アナでも“青学出身の女子アナ”にニュースが集中しているのである。

まずは、「フジテレビの”ミス・パーフェクト“」とフィギュアスケートの宮原知子のような呼ばれ方をしているのが「ミタパン」こと三田友梨佳アナ(国際政治経済学部卒)。

4月から夜帯ニュース『Live Newsα』の月~木曜メインキャスターを務めることが発表された後、『Mr.サンデー』への起用も決まった。

10日オンエアの『R-1ぐらんぷり』のアシスタントは、「もうバラエティーはやれないだろう」ということで同局からの”最後のごほうび“だったのかもしれない。

”ものまね番組“のアシスタントをしたり、『ワイドナショー』や『ペケ×ポン』も印象的だったミタパン、実は硬軟どちらもやれる局アナなのである。

同じフジテレビでは、久慈暁子アナ(経済学部経済学科卒)の『めざましどようび』メインキャスターが決まった。

そして、いま、お昼のニュースをメインで仕切っている梅津弥英子アナ(文学部仏文科卒)も青学出身だ。

TBSでは、タレント起用が多い平日のワイド番組で唯一、『ひるおび』のアシスタントをしている江藤愛アナ(文学部英米文学科卒)、『サンデージャポン』のアシスタントとして人気急上昇中の山本里菜アナ(同)。

学生時代からモデル活動をしていて、TBS一の美人アナと言ってもいい『NEWS23』のサブキャスター、皆川玲奈アナ(総合文化政策学部卒)も青学出身だ。

さらには、その『NEWS23』をやるのではないかというウワサが濃厚な、テレビ朝日の小川彩佳アナ(国際政治経済学部国際政治学科卒)も青学出身者なのである。

ちなみに、私がレギュラー出演しているメ~テレ『ドデスカ!』で昨年10月から、お天気を担当している「モッチー」こと望木聡子(もちき・さとこ)アナも青学卒(文学部仏文学科卒)。

常に落ち着いているし、アドリブも利くうえ、アナウンス能力にも長けているのだが、ルックスが女性アイドルっぽく、自分でもそこは意識しているのか自撮り画像はまさしくアイドル。女子アナマニアの男性たちに大人気なのである。

こうした彼女たちのキャラクターと、仕事場でのコミュニケーション能力の高さが大きな番組への起用につながっているのだとしたら、それは高橋真麻が指摘する“共学力”、そして、自由な校風の“青学力”が深く関係しているのかもしれない。

女子アナになりたかったら、まず青学大に入るべき? とにかく今春は、青学大出身の女子アナが席巻することは間違いのである。

 

 

NEWSポストセブン

 

 


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