京セラ:稲盛経営12ヵ条

 

 

1. 事業の目的、意義を明確にする
公明正大で大義名分のある高い目的を立てる。

 

2. 具体的な目標を立てる
立てた目標は常に社員と共有する。

 

3. 強烈な願望を心に抱く
潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つこと。

 

4. 誰にも負けない努力をする
地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛まぬ努力を続ける。

 

5. 売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える
入るを量って、出ずるを制する。利益を追うのではない。利益は後からついてくる。

 

6. 値決めは経営
値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である。

 

7. 経営は強い意志で決まる
経営には岩をもうがつ強い意志が必要。

 

8. 燃える闘魂
経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要。

 

9. 勇気をもって事に当たる
卑怯な振る舞いがあってはならない。

 

10. 常に創造的な仕事をする
今日よりは明日、明日よりは明後日と、常に改良改善を絶え間なく続ける。創意工夫を重ねる。

 

11. 思いやりの心で誠実に
商いには相手がある。相手を含めて、ハッピーであること。皆が喜ぶこと。

 

12. 常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で

 


経営のこころ

・ 心をベースとして経営する
・ 公明正大に利益を追求する
・ 原理原則にしたがう
・ お客様第一主義を貫く
・ 大家族主義で経営する
・ 実力主義に徹する
・ パートナーシップを重視する
・ 全員参加で経営する
・ ベクトルを合わせる
・ 独創性を重んじる
・ ガラス張りで経営する
・ 高い目標をもつ



すばらしい人生をおくるために

 

心を高める

・ 「宇宙の意志」と調和する心
・ 愛と誠と調和の心をベースとする
・ きれいな心で願望を描く
・ 素直な心をもつ
・ 常に謙虚であらねばならない
・ 感謝の気持ちをもつ
・ 常に明るく

 


より良い仕事をする

・ 仲間のために尽くす
・ 信頼関係を築く
・ 完全主義を貫く
・ 真面目に一生懸命仕事に打ち込む
・ 地味な努力を積み重ねる
・ 自ら燃える
・ 仕事を好きになる
・ ものごとの本質を究める
・ 渦の中心になれ
・ 率先垂範する
・ 自らを追い込む
・ 土俵の真ん中で相撲をとる
・ 本音でぶつかれ
・ 私心のない判断を行う
・ バランスのとれた人間性を備える
・ 知識より体得を重視する
・ 常に創造的な仕事をする

 


正しい判断をする

・ 利他の心を判断基準にする
・ 大胆さと細心さをあわせもつ
・ 有意注意で判断力を磨く
・ フェアプレイ精神を貫く
・ 公私のけじめを大切にする

 


新しいことを成し遂げる

・ 潜在意識にまで透徹する強い持続した願望をもつ
・ 人間の無限の可能性を追求する
・ チャレンジ精神をもつ
・ 開拓者であれ
・ もうダメだというときが仕事のはじまり
・ 信念を貫く
・ 楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する

 


困難に打ち勝つ

・ 真の勇気をもつ
・ 闘争心を燃やす
・ 自らの道は自ら切りひらく
・ 有言実行でことにあたる
・ 見えてくるまで考え抜く
・ 成功するまで諦めない

 


人生を考える

・ 人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
・ 一日一日をど真剣に生きる
・ 心に描いたとおりになる
・ 夢を描く
・ 動機善なりや、私心なかりしか
・ 小善は大悪に似たり
・ 反省ある人生をおくる
・ 純粋な心で人生を歩む

 


一人一人が経営者

・ 値決めは経営である
・ 売上を極大に、経費を極小に(入るを量って、出ずるを制する)
・ 日々採算をつくる
・ 健全資産の原則を貫く
・ 能力を未来進行形でとらえる
・ 目標を周知徹底する

 


日々の仕事を進めるにあたって

・ 採算意識を高める
・ 倹約を旨とする
・ 必要なときに必要なだけ購入する
・ 現場主義に徹する
・ 経験則を重視する
・ 手の切れるような製品をつくる
・ 製品の語りかける声に耳を傾ける
・ 一対一の対応の原則を貫く
・ ダブルチェックの原則を貫く
・ ものごとをシンプルにとらえる

 

京セラHPより